NetCDF(Network Common Data Form)は、配列指向の科学データの作成、アクセス、共有をサポートする、ソフトウェアライブラリ群と自己記述型でマシン非依存のデータ形式のセットです。これは、地球科学、気候研究、海洋学、大気科学などの分野で広く使用されており、温度、気圧、湿度、風速、塩分などの変数を格納するために利用されます。NetCDFファイルは、異なるプラットフォームやプログラミング言語間で高い移植性を持つように設計されています。この形式は、整数、浮動小数点数、文字を含む様々なデータ型をサポートしています。NetCDFファイルには、変数名、単位、次元などのデータ記述を行うメタデータが含まれており、これによりデータの理解と利用が容易になります。また、この形式は圧縮をサポートしており、ファイルサイズを大幅に削減できます。NetCDFはオープンスタンダードであり、関連ライブラリは無料で利用可能です。NetCDFの最新バージョンはHDF5に基づいており、強化されたパフォーマンスとスケーラビリティを提供します。NetCDFファイルの自己記述的な性質により、ファイル構造の事前知識がなくてもデータが正しく解釈されることが保証されます。